「消防点検って、具体的に何をしているの?」
これは一般の方からよく聞かれる質問です。

消防点検は名前は聞いたことがあっても、
実際の作業内容までは知られていないことが多いです。

今回は、消防設備士の立場から
消防点検で実際に行っている内容を分かりやすく解説します。

■消防点検は大きく2種類ある
消防点検は大きく分けて、次の2つがあります。

●機器点検
設備が正常に作動するかを確認する点検です。

主に、
・外観の確認
・簡単な動作確認
を行います。

●総合点検
実際に設備を作動させて確認する点検です。

例えば、
・警報を鳴らす
・設備を連動させる
など、より実践的な確認を行います。

■設備ごとの点検内容
消防点検では、設備ごとに確認する内容が決まっています。

●消火器
・圧力が正常か
・使用期限が切れていないか
・設置場所が適切か

●自動火災報知設備
・感知器が正常に反応するか
・受信機が正しく作動するか
・警報が鳴るか

●誘導灯・非常照明
・正常に点灯するか
・バッテリーに問題がないか

■点検にかかる時間の目安
建物の規模にもよりますが、
・小規模:30分〜1時間
・中規模:1〜3時間
・大規模:半日〜1日(数日かかることも)
程度が目安になります。

■点検はなぜ必要なのか
消防設備は普段使うものではないため、
不具合に気づきにくいという特徴があります。

そのため、
・いざという時に使えない
・故障に気づかない
といったリスクがあります。

点検はそれを防ぐためのものです。

■まとめ
消防点検では、
・設備が正常に使えるか確認する
・機器点検と総合点検の2種類がある
・設備ごとに確認内容が決まっている
という点がポイントです。

内容を知っておくだけでも、
点検時の理解がかなりしやすくなります。